東京の通勤事情は、まさに通勤地獄
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東京に引っ越すなら、住まいを探さねばならない。
しかしとにかく広い東京・首都圏、どこに住めば良いのか、皆目見当が付かない。
こういう場合、どこで働くかが大きな決め手となるのだけれど、東京の場合は非常に危ない。
というのも東京の通勤事情は、まさに「通勤地獄」といった様相だ。
鉄道の混み様を表す指数としては混雑率という数字があるのだが、関東の鉄道の混雑率はもの凄い。
というのもなんと、通勤ピーク時の混雑率が、180%を越える路線が、10以上もあるのだ。
私も渋谷のオフィスで働くというので、渋谷に直通の東急田園都市線沿線にアパートを借りたけれど、まさに通勤地獄だった。
関西の通勤電車で最も混むのは、御堂筋線の梅田駅と、阪急の十三なんだけれど、それでも混雑率は150%前後しかない。
なので混雑率180%と言うのは、関西人にとっては想像を絶する混みようなのだ。
因みに混雑率180%というのは、身動きもできず、一旦崩れたら体勢を立て直すこともできないくらいの混みようで、30分以上、変な体勢で通勤する羽目になる。
それならピーク時を避けて、朝早く出かければ良いのでは?などと考えたりもするのだが、1時間くらい早くても凄い混雑で、やっぱり身動きが取れない状態だ。
なのでフレックスタイム制を取っている企業も多いのだが、それでも混雑が和らぐのは9時過ぎくらいからで、6時半から9時過ぎまでは、びっちり混雑する。
渋谷で働くなら、どこに住めば良い?
山手線沿線には、色んな企業の色んなオフィスがある。
東京駅・丸の内などは超一流企業の本社があるが、渋谷や新宿、池袋にも色んな企業のオフィスがある。
渋谷の場合は、雑居ビルがたくさんあって、あまり大きな企業のオフィスは少ないが、東急グループの本拠地であり、東急関連企業がたくさんある。
またIT関連企業の本社も多く、比較的歴史の浅い企業もたくさんある。
この渋谷に通うための通勤路線としては、次のような路線があるが、いずれも激混みの路線で、朝のピークだけではなく、帰りの電車も時間帯によってはギュウギュウ詰めだ。
といっても渋谷で働くなら、結局これらの沿線に住まないと不便なんだが。
渋谷駅に直通する路線の混雑率は、次のようになっている。
混雑率だけで選ぶなら、京王井の頭線だけど、沿線の家賃は2Kでも10万はするから侮れない。
鉄道混雑率(渋谷駅につながる路線)
順位 | 分類 | 路線 | 最混雑区間 | 混雑率 |
7位 | 東京急行 | 田園都市線 | 池尻大橋 →渋谷 | 184% |
18位 | 東京メトロ | 半蔵門線 | 渋谷 →表参道 | 171% |
21位 | JR山手線 | 新大久保 →新宿 | 167% | |
25位 | 東京急行 | 東横線 | 祐天寺 →中目黒 | 163% |
32位 | 東京メトロ | 銀座線 | 赤坂見附 →溜池山王 | 158% |
47位 | 東京メトロ | 副都心線 | 要町 →池袋 | 146% |
50位 | 京王 | 井の頭線 | 池ノ上 →駒場東大前 | 144% |